村上龍さんと村上春樹さんの小説はだいたい読みました。龍さんの、大量の言葉をマシンガンのように一つのセンテンスに紡ぐ文章が好きで、とりわけ海外駐在中になぜか無性に読みたくなるご本でした。20年前に住んでいたメキシコから時々出張や旅行で訪れていたNYでは、当時貴重な日本の書籍を立ち読みできる場所であったNY紀伊国屋書店さんで村上龍さんのご本を買い漁った記憶があります。
学生時代に読んだ69sixty nine も、自分が生まれた年を舞台にした小説であったこともあり、特に印象に残っています。城山三郎さんのご本で若き頃の村上龍さんについて語ったご本(著書名を失念)も印象的でした。
カンブリア宮殿もなぜか海外駐在中に見たくなる番組でした。もちろん海外では見ることができなかったのですが、一時帰国で視聴するのはとても楽しみでした。ただ今年3月MCを交代されたとき、少しお歳を召されたなあと感じる場面もありました。
村上龍さんのご冥福をお祈りいたします。もうあの小説を読むことができないのは残念でなりません。
ところで村上春樹さんの小説は、なぜか海外との往復の機内で読みたくなるご本でした。南米に暮らすと日本との往復ではなにしろ飛行機に乗っている時間が長いので、ちょうど読み終えることができるページ数だったのです。ただ最近はパスポートが失効して2年近くなり、当面海外に行く予定もないので、近著は自宅で拝読しました。
小説の方向性は違っているのかもしれませんが、村上さん同士で結構ご親交があったと聞いたことがあります。
出典:村上龍 69 sixty nine (集英社文庫)