本試験まで90日を切り、いよいよ佳境へ入りますが、皆様どうぞご健康には十分ご留意され、最後のご準備に励んでください。
具体的な解法や勉強方法については資格スクールの先生方がたくさんいらっしゃいますので、私からコメントすべきことなどございませんが、自分の経験上、試験本番でリラックスできた方法をご参考までに記します。
本試験で一番緊張したのは、試験開始アナウンス直後でした。年に一度しかない国家試験です。専業で受験勉強だけ1年間してきた立場上、しくじると言い訳できませんし、1年間挽回のチャンスはありません。ダメなら別の道を探すつもりでした。1年間の勉強時間と内容を毎日エクセルで記録していましたが、本試験までの総勉強時間はきれいに2が並びました。2,222時間。これだけ取り組んでダメなら、すっぱりあきらめることができるだけの時間は積みあがっていました。勉強を始めて本試験まで当然ですが1日も休みませんでした。
13時ちょうどに本番が始まったその瞬間、なぜかふと次のように感じました。「この3時間で全部終わる。やっと楽になれる。」すると緊張がゆるみ、むしろ終わりが見えてきたことの嬉しさが緊張をどこかへ押しやってくれました。
世の中にはいろいろなリラックス方法があると思いますが、私はそんな風にして本試験を乗り切りました。
ところで、私が恩師から薦められた通りに実践して良かったことがあります。それは、まず全60問をざっと見渡すことです。私は模試も同じように、試験時間の最初の5分くらいかけて全60問を見渡し、直観的に解けそうな問題に〇、無理そうな問題に✕、どちらでもない問題に△を付けていきました。いま思えばその直観はかなり正しかったと記憶しています。
実際に問題を解く順番は、1問目から解く人、記述問題から解く人、得意分野から解く人、苦手分野から解く人、ひとそれぞれだと思いますが、全問ざっと目を通すことは絶対おススメです。落丁等をチェックする意味もありますが、全60問をながめながら、時間配分等おおよその戦略をあらかじめ練っておくと、試験中に想定外の事態(解けるはずの問題がなぜか解けない等…)が起こっても、あまり慌てず対処することができると思います。
受験される目的はいろいろだと思いますが、以下は合格後に開業される方へ。
受験勉強で身についた勉強グセが役に立つのは実は開業してからだと思います。開業したら(廃業するか、死ぬまで)、好むと好まざるとにかかわらず勉強に終わりがなくなりますから、勉強を日々の生活で構造化・仕組化できたであろう受験経験は、実は開業してからの方が圧倒的に役に立ちます。
受験者の皆様ひとりひとりがご満足できる結果を得られますようお祈り申し上げます。
私見ですが、合格に要する時間は人それぞれです。300時間とか500時間で受かる人もいるでしょうし、私のようにかなり時間がかかる人もいます。しばしば、資格に関しては合格に必要な時間ばかり独り歩きしがちですが、合格までに要する時間=合格までに要した時間でしかありません。つまり受験者一人一人に属人的な”結果”であって、先に時間ありきの”これだけ勉強すれば合格できる”という一般化された逆算的捉え方は無意味だと考えています。