世界45か国を観てきた行政書士が作りたい BCP(事業継続計画)⑧ シンガポールみたいな中野

渋谷の道玄坂を登り切って、さらに徒歩5~6分の場所に東京都行政書士会があります。仕事柄しばしば訪れます。渋谷の町をおじさんが歩くと悪目立ちしてしまうというか、異物感をまき散らしているというか、もちろん私のことなど誰も興味はないでのしょうが、我ながら違和感を禁じえません。でも実は結構、渋谷の町を歩くのは好きだったりします。お世話になった行政書士の資格スクールも渋谷にあり、ラッキーな場所でもあります。

いつ渋谷に行っても、「まるでちょっと日本人が多い外国だな」と感じます。1回しか行ったことはありませんがコロナ前のワイキキに匹敵する、そんな感じです。渋谷ならではという意味では、町の雰囲気やにおい、石畳っぽい歩道やそこに落ちているタバコの吸い殻などは、マンハッタンに似ていて、スクランブル交差点は、さながらNYのTimes Square です。

中野の中心地も渋谷に負けず劣らずです。渋谷に比べて中野はアジア系の方が多いので、シンガポールにいるような錯覚を覚えます。平日の昼間は、下手すると外国人の方が人数的にマジョリティーだったりします。サブカルの聖地ゆえかと思いますが、よく観察するとアーケード街で普通に買い物を楽しんだり、二重焼きやたこ焼きなどを堪能している外国人客を多く見かけます。

しかし、そうした外国人客が店内にたくさんいるときに、大地震が発生するとどうなるのか非常に心配です。たまたまとはいえ店内にいる外国人客をきちんと安全誘導できるだろうか。ヘルメットはすぐに提供できるだけ数の用意はあるのだろうか。店内の資材や商品の転倒防止策は充分だろうか、等々。

地震はもちろん自然現象であり、不可抗力ですが、必要最低限の安全確保や安全な場所への誘導を行い、商品や店内資材等の転倒防止策を講じていないと、ケガをした外国人への補償問題が発生する可能性があります。死傷者が出てしまったことに直接的な損害賠償の責任を負わなかったとしても、風評面ではやはりマイナスになります。

万が一の時に備えて、たとえば日本語を学んでいる留学生の方々と一緒に、留学生の各国の母語での緊急対応方法を日本語と併記した避難誘導パネルを用意しておく、留学生との合同避難訓練を実施するといったことも有効ではないかと考えます。

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