中野区主催の中野サンプラザ再開発に関する説明会に参加してみました。https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/machizukuri/machizukuri/nakanoekisyuhen/ikenbosyu_setsumeikai/ikenkokankai.html
私は行政書士になる前の2023年6月から2年間の任期(つまり今月末まで)で中野区都市計画審議会の区民公募委員を務めてきましたので、仕事とは全く無関係に興味あるテーマでした。
都市の再開発には関係当事者が数多いて、いろいろな利害関係が複雑に絡まるので、困難を極める作業であることは承知しています。これまでご尽力されてきた官民双方の皆様には本当に頭が下がります。
どんな再開発案件であっても、区民側にはいろいろな考え方があり、とりわけ100年に一度クラスの大規模再開発ともなれば、意見を集約することはほぼ不可能です。それを象徴するように、この説明会では参加者から活発な意見が出ました。わざわざ日曜日返上でご準備いただいた中野区のご担当ラインには深謝します。
駅前再開発でまちのイメージを刷新することも確かに大切なまちづくりの一つではありますが、欲を言えば、木造住宅密集地域が多く残る中野区であることを再認識して、そう遠くない将来発生するかもしれない大災害に備えて、既存不適格住宅を少しづつ解消していくことに、もっとエネルギーとおカネを使っていただけるとなお良いと思います。
現代の日本におけるまちづくりのテーマで、防災より重要度の高いものは存在しません。そのために税金を投入するのであれば、意見集約は容易だと思います。