中野区民にとって特別な場所である、中野サンプラザの再開発が白紙に戻りました。今般の中野区と中野区議会のご英断をとてもうれしく思います。(詳細をお知りになりたい方は中野区役所HPをご参照ください)
もうしばらく、この建物を眺めることができそうです。今後どのようなアイデアが採択されるのか全く不明ですが、人口が減りゆく、そしていつ何時大地震に襲われるか分からない日本で、もう背の高いビルは必要ないと個人的に思います。少なくとも中野駅前にタワマンはなくてもいいかなと。中野サンプラザ(写真の三角形のビル)の高さは90メートルなので、その3倍近い超高層ビルを建設する案でした。

バルセロナで住んでいたアパートのエレベーターに閉じ込められた経験があります。閉じ込められていた時間は20分から30分くらいだと記憶していますが、とても長く感じられました。救出してくれたのはアパートの住人でした。ドンドンドンと内側から音を出して気づいてもらいました。「新世界へようこそ」というスペイン人のジョークに歓迎されながら脱出しました。階の途中で止まってしまったので、何とかドアをこじ開けてもらったのです。
狭い場所に閉じ込められるのはものすごい恐怖です。その時は地震が発生したわけではなく、単なる機械トラブルでしたが、もしも地震によるエレベーターの停止だったらと想像するだけでゾッとします。幸い、そのアパートのエレベーターはホールがあるタイプでしたので、救出してもらえました。しかしその後、メキシコで住んだアパートも、ペルーで住んだアパートも、エレベーターのドアが各住居に直結したタイプでした。エレベーターホールがないのでもし途中で止まってしまったら、そもそも逃げ場がありません。
日本の建物では、エレベーターのドアが各住居に直結するタイプはあまり一般的ではないかもしれません(私には無縁の高級マンションにはもしかしたらあるのかも)。しかしもし首都圏で大地震が発生したら、2万台以上のエレベーターが停止するという試算があります。例えばタワマンはその時一体どうなるのか?BCPの観点からは従業員(とそのご家族)の安否確認が難しくなるのは間違いありません。個人情報管理とのバランスですが、安否確認上のHigh Riskのフラッグは立てておくべきかもしれないと思います。