出入国在留管理庁によれば、速報値ながら2025年の外国人入国者は約4,243万人と過去最高を記録したようです。たしかに実感としても、例えば地元東京・中野の商店街を歩く人の2~3割(時間帯によってはもっと)は外国人の来訪者です。サブカルの町としての高い集客力があることはありがたいことではあります。
出典:出入国在留管理庁HP https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00060.html
ただこうなると大地震等の大災害が発生したとき避難誘導することができるのか?など不安もよぎります。また自然災害発生に伴って移動が困難になってしまった人々を一時避難場所等へ的確に誘導することが落ち着いてできるか懸念されます。たとえどんなに翻訳アプリが進化しても、いざというときにはそもそも携帯が使えなくなる可能性が高いです。
地震はもちろん自然現象であり、不可抗力ですが、必要最低限の安全確保や安全な場所への誘導を行い、商品や店内資材等の転倒防止策を講じていないと、死傷者が出た場合に補償問題が発生する可能性があります。死傷者が出てしまったことに直接的な損害賠償の責任を負わなかったとしても、風評面ではやはりマイナスになります。
東日本大震災で経験したような徒歩帰宅者による道路の大混雑(私も当時勤めていた会社から自宅まで徒歩で3時間以上かけて帰宅しました)や、交通手段の途絶、道路の大渋滞、エレベーターに閉じ込められる被害など、懸念材料は挙げるとキリがありません。
30年前に暮らしていたスペイン・バルセロナ市で、自宅のエレベーターにほんの15分だけ閉じ込められたことがありますがパニックになりました。アパートの隣の住人の人たちに救出してもらったとき、正確な表現は忘れてしまいましたが、「再び世界へようこそ」等のジョーク交じりの声をかけてもらい笑いながらエレベーターから出た記憶があります。
エレベーターに閉じ込められたら”まず床に座りこむ”と、多少エレベーター内が広く感じられるため、少し気持ちが落ち着くときいたことがあります。幸いあの時のバルセロナ以来、閉じ込められた経験がないので試したことはありません。
現在は、大災害発生時も無理な帰宅や移動を避け、職場等に留まることが推奨されていますが、一時的来訪者(しかも外国人)に対して、留まる場所がどこにあり、どうすればそこへたどり着くことができるかなど、重要な緊急情報を正確に伝えることは容易なことではありません。日ごろからしっかり備えていないと非常に難しいと思います。そうした不安に対して、商店街全体として災害に備えるために必要な費用を東京都が補助してくれる制度があります。
出典:東京都産業労働局 https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/chushou/shoko/chiiki/jyosei/
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