行政書士合格発表目前、登録される方へ

明後日1月28日は昨年11月に実施された本試験の合格発表ですね。受験されたみなさま、本当にお疲れさまでした。合格発表を目前に控えてドキドキされるお気持ちはよくわかります。結果を踏まえて、登録・開業、別の資格受験、お勤め先での評価にプラス、これからどうするか考える、などなどいろいろな方がいらっしゃると思いますが、本稿は可及的速やかに登録されるご予定の方へのメッセージです。僭越ながら、多少なりともお役に立てば幸いです。

合格おめでとうございます! 登録するなら早いに越したことはなし

1.労を惜しまず、単位会にまずご挨拶しておくとメリットはいろいろあります。

私は合格発表当日午後に東京都行政書士会を訪問し、登録手続の担当者さんと面会しました。開業に際して一番大切なことは事務所をどうするか?という点だと思いますが、その点をはじめ、東京都行政書士会のご担当の方は登録に際してとても親切にアドバイスをしてくださいました。

登録申請用紙はインターネットで手に入るのでわざわざ単位会を往訪する必要はないかもしれませんが、Face to Faceで一度でも面会しておけば、その後続々と発生する手続上の疑問も相談し易くなります。

事務所の規定(鍵がかかる個室、コピー機などの機材、鍵のかかるキャビネット、応接、看板、郵便ポスト等)の適用については、なかなかすぐにはピンと来ないので、積極的に相談された方が無難です。自宅開業の場合も、居住スペースを経由せずに来訪者を応接できる独立した執務室があるか、コピーや電話はあるか、郵便受けに事務所名を表記する、賃貸ではもちろん、所有者であっても共同住宅であればオーナーやマンション管理組合の承諾が必要である等、いろいろクリアすべき問題はあります。(これらのルールに関しては各単位会の最新情報をご確認ください)

2.登録申請日のネット予約はお早目に

登録に必要な書類が整ったら、東京会の場合登録申請日をネット予約することになっていますが、時期によっては結構込みます。とくにお仕事をされている方の場合には、時間的融通が利かないので早めに日にちを決めることが望ましいです。

登録申請が無事済めば概ね2カ月ほどで登録が完了しますが、東京会の場合、登録完了後に登録証授与式に呼ばれるので、時間が許せば参加したほうがベターです。その場で撮影される記念集合写真は東京都行政書士会の月刊広報誌に氏名入りで掲載されます。写真に添える一言メッセージを聞かれます。

3.特定行政書士を目指す方は(例年)6月下旬の申込期限を意識されると良いです。

2025年の行政書士法改正の目玉であった特定行政書士の業務範囲拡大を受けてhttps://ktanaka-capls.com/knowledge-transfer/eligiility-for-tokutei/7064/、日本行政書士会連合会では特定行政書士の大増員をはかっています。毎年9月に始まり10月に効果測定考査が実施される特定行政書士研修は申込期限が例年6月下旬なので、申込み期限までに行政書士登録が完了しないと翌年以降になります。本試験のあと可及的速やかに特定行政書士の研修を受けた方が内容を思い出す労力と時間が少なくて済みます。特定行政書士としてももっとも重要な科目は行政不服審査法です。

4.この時期に登録申請するデメリットがひとつあります。

たとえば4月契約を視野に入れた場合、事務所の空きが既にない可能性があります。私はいまのオフィス契約に至るまで7~8軒内覧したり、問い合わせしたりしました。全般に空き状況は芳しくありませんでした。合格が間違いなく、事務所を借りて開業することを決めていらっしゃる方は、場合によっては内金が無駄になる可能性はありますが、事務所は早めの手当が良いかもしれません。

5.開業費は資産計上できる可能性があります。

行政書士会の登録手数料、開業前の名刺代、行政書士の職印制作代、事務所契約金で返還されない部分など、開業前にかかった費用は開業費として資産計上し、翌年以降利益が出てきたところで税務上費用処理することが一般的に認められているようです(詳細は開業届を出した税務署や税理士にご確認ください)。

本当の勉強は開業してから、そして少なくとも廃業するまで続く

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