議院内閣制との違和感

新たな総理大臣がそろそろ決まりそうですが、一つ違和感があるのは、地方の首長兼某公党代表の方のプレゼンスのあまりの大きさです。もちろん、私はその方を政治家として心から尊敬していますが、少なくともいま現在国会議員ではない方が国政に関して行使する影響力は、国民の民意と言えるのだろうかと思います。

結社の自由は憲法が保障するところであり、かつ一定議席数を確保した公党なので、その代表が有力人物になることは”現象面”としては理解できますが、国会議員ではない方が国政にハンズオンで関与することには”制度面”で違和感なしとせずです。

国会運営・議員内閣制は、日本国民の代表たる国会議員が行うのが憲法の予定するところであるはずです。たとえ憲法上は、国務大臣の半数未満までは国会議員以外の人でも就任はできるとしても。

カテゴリー: 時事問題 パーマリンク