暴力は良くないです。弁解の余地はありません。もっとも私が中高生だったころは、生徒が先生に暴力をふるうことは問題になりましたが、その逆はさして問題にはなりませんでした。今は昔。
しかし、高校球児の寮生活というのは、相当大変な生活場所なのでしょう。真偽のほどはともかくとして、部内ルールで禁じられているカップ麺を2回にわたって食べた下級生への上級生からの私的処分はたしかに問題だったと思います。
そうした事態に対処するための明文化されたルールがなぜなかったのか疑問です。例えば、いかなる理由があっても部内ルールを守れない部員は、たとえどれだけ技能や体力が優れていても絶対にレギュラーになれないとか、一切試合に出ることはできず、ずっと裏方に徹するとか、その程度のルールがあってもおかしくはない。健全な生徒の育成という、甲子園に出場することより大切な、教育機関としての役目を果たすことがまず必要だったと思います。
ルールを破った下級生も、試合出場機会を奪われるような非常に重たい制裁を受ける可能性があればルールを破らなかったかもしれません。そうすれば、上級生が下級生に私的な教育的指導をする必要もなかったことになります。その意味では、やはり指導者や学校関係者側に反省すべき点があるという結論になります。
野球に高校生活をささげ、真面目に取り組んできた他の部員や生徒たちは、どのように感じ、どのようにこの問題を受け止めているのか?心のケアが待たれると思います。