今更ながら郵政民営化の影響でしょうか 雑記

JPさんが厳しい行政処分を受けたのはごく最近のニュースですが、ここのところ、郵便配達の時間が新聞の夕刊が配達される時間より遅くなっていて、郵便配達員の人手が足りないのだろうなと感じます。とっくに届いているはずの私にとって重要な郵便物が、予想より1週間程度遅れて届いたので異変を強く感じました。

23区でも郵便配達の人手が足りないのであれば、過疎化が進む地域ではもっと大変なことになっているのではないかと想像されます。

郵政民営化は20年以上昔の話ですが、最近のコメ問題もあいまって、超大物タレントさんも郵政民営化が正しかったのかどうか疑問を投げかけています。真偽のほどはわかりませんが、郵政民営化の背景にアメリカからの要求もあったのだとか。過去、各国に市場開放を求めた国がいまもっとも閉鎖的になっているのは歴史的アイロニーです。

政府が大きくあるべきか、小さくあるべきかの議論は終わりがないものかもしれませんが、最近のコメ問題もあって、なにごとも自由化・民営化すれば良い、というほどいまの世の中の仕組みは単純ではないと思います。

私の周辺で備蓄米を見かけたことはありませんが(そもそも5キロのコメを1袋買うために何時間も並ぶことは無理)、経済的弱者となっている年金生活者の方々の手に届いているのであれば、日本人の一人として良かったと思います。生産者、流通、消費者までの関係者がそれぞれの役割に値するメリットを確保できたうえで、コメが安定して流通する仕組みになってほしいです。

郵便物は年々減少傾向にあるのだろうから、配達さえされれば、多少時間がかかっても問題ではありませんが、今の状況からは先々に不安を覚えます。コメ問題のように社会全体の大問題になってしまう前に手を打たないといけないのではないかと思います。

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