フランシスコ・ハビエル(通称ザビエル)が宣教師として16世紀に来訪した山口市で生まれ、彼の来訪400周年を記念して設立された教会のそばにあったカトリック系幼稚園に通ったものとして、そしてその因果からか、スペイン、メキシコ、ペルーの3つのカトリック国に駐在したものとして、私はローマ教皇(一般にスペイン語のカトリック国ではPapaと呼ばれる)のご逝去が大変な出来事であることは理解しています。
Papaの来訪は、日本に例えるなら、天皇皇后両陛下のご来訪に近いかそれ以上で、各地では大イベントとなります。ペルーではPapa来訪の日はたしか祝日になっていた記憶があります。初の南米(アルゼンチン)出身教皇であったこともあり、米州のカトリック教徒にとっては更に重大なできごとでしょう。
次の教皇がだれになるのか? 関心が集まります。教皇を選ぶ選挙をラテン語でコンクラーベと言いますが、この言葉はスペイン語でもそのまま同じ意味です。Conclave 根競べとは言いえて妙。
以前イタリアに旅行したとき、スペイン語⇔イタリア語の辞書を片手に、スペイン語からイタリア語を引いて、イタリア語っぽい抑揚をつけて話したら、概ね通じました。旅行で話す程度の内容であれば、問題ないのですね。ただ、フィレンツェのレストランでデザートのプリンを注文したとき、スペイン語でプリンに相当する言葉を伝えたら、意味は分かったようですが「それはスペイン語だ」と注意されました。イチかバチかではなく、一応辞書で調べてみればよかったのかもしれません。失礼しました。